Sexy Zoneの24時間テレビを終えて今思うこと

 思ったことをつらつらと書きます。途中からゴールが分からなくなったけど、備忘録なのでお許しください。

 

 

 平成最後の夏、2018年、Sexy Zone24時間テレビのメインパーソナリティーを務めた。

 最年少のマリウスが18歳になるのを待っていたかのようなタイミング。

 

 PONのニセ収録でのカンペで、決まったことが本人たちに知らされた。戸惑う5人の後ろから出てきた先輩の二宮和也くん。

まだ混乱している5人にニノが「じゃぁ、はい、早速意気込みを」と笑わせてくれた。

 

 その時菊池風磨くんは「いやいや、もっと大事にしたいんですよ。」と応えていた。

その言葉がすごく素敵だと思った。

「できるわけないじゃないですかー」なんて言葉しか出てこなそうなあの状況で。状況を数分で理解して「大事にしたい」と言える風磨くん。たびたび雑誌では「いつか24時間テレビのメインパーソナリティーをやりたい」と言っていたけれど、本当だったんだなぁってバカみたいに思って見ていた。

 

 

 そこからSexy Zone24時間テレビは始まった。少し話すのが苦手な聡くんやマリウスがあやふやな言葉で話したりすると、他のメンバーが「今のどういうこと?」と突っ込むようになっていた。24時間テレビのために分かりやすく話すことを日頃から気を付けていたそうだ。ロケに行くとか、打ち合わせをするとか、そういうことだけじゃなく、自分たちの意識や技術への準備を怠らない5人の様子を知って、彼らが24時間テレビにかける思いの強さがひしひしと伝わってきた。

 

 単発だったけれど冠番組Sexy Zoneのたった3日間で人生は変わるのか?」(通称Sexy冠)もやらせてもらえた。24時間テレビのための練習、という意味もあったのだろう。3回の放送で学んだことが24時間テレビでも生かされていて、Sexy Zoneはやったことを次に繋げるのが本当に上手だなあと嬉しくなった。

 例えば、マリウスくんと風磨くんが、梅沢富美男さんらと共にそれぞれ女形と殺陣をやった。Sexy冠では、二人とも殺陣を学んでいた縁だろう。その時から24時間テレビでもやることが決まっていたのかどうかは分からない。ただいくら事前に決まっていたとしても、芸事には厳しい梅沢さんのことだ。Sexy冠での時の2人を認めていなければ、今回の企画は実現しなかっただろう。梅沢さんはインスタでも2人のことをすごく褒めてくれていた。芸事には特に厳しいであろう梅沢さんに「おとっつあん」なんて言ってもらえないと思う。2人が真剣に向き合った結果だと思う。

 そして、Sexy冠を通じてスタッフさんとも良い関係を築くことができたのではないかと勝手に思っている。スタッフさんの協力関係がなければ番組は作ることはできない。今回24時間テレビをやるにあたって、プロデューサーは一人一人と面談した上で企画を決めてくださったらしい。以前、嵐がメインパーソナリティーを務めた時、「24時間はたくさんのスタッフが関わっているけれど、疲れた時でも自分たちの番組のスタッフがいてくれるとすごく安心する」と言っていた。日本テレビ冠番組の無かったSexy Zoneはきっと知り合いのスタッフさんも多くはない。Sexy Zoneが5人ぼっちにならないようにする意味もあったのではないだろうか。周りの人にすぐに愛されちゃう5人。Sexy冠では回を重ねるごとに絶妙にテロップでいじられるようになっていて、それもなんだか嬉しかった。

 

 

 そして本番当日。勝利くんがのちのち言っていたように、例年に比べて本番中にあちこち会場を移動することが多かった。「一番汗をかく24時間テレビのメインパーソナリティー」だった。

 

 最後の挨拶、健人くん、風磨くん、勝利くんは泣いていた。一方で聡くんとマリウスくんはすがすがしいほどの笑顔だった。なんて言葉に表したらいいのか分からなくて、ただ泣くことしかできなかった。

 私は当時を知らないから見当違いかもしれないけれど。年齢もキャリアも大きく差が開いていたデビュー当時。グループを守るために強くなるしかなかった健人くんと風磨くん。その思いがお互いに強すぎて言葉を交わさない日々も続いた。5人だったのが3人になり、3人のうち2人の足並みがそろわない中でも、グループを守るため1人センターに立ち続けた勝利くん。そんな上3人にずっと頼りぱなしだったと語る聡くんとマリウス。

 グループを守るために強くあり続けた3人は弱さを見せることができるようになった。泣くことも多かった2人は、自信を持てるようになった。弱さを見せる強さと、自分の足で立つことの強さ。それぞれが「強く」なって、同じてっぺん目指して走っている5人は誰よりも強い。そう思った。

 

 そして歌ったSexy ZoneSexy Zone。正直デビュー当時初めて聞いたときは「なんだこのトンチキソング」としか思わなかった。7年後、自分がSexy Zone のファンでいるなんて想像もできなかったし、ましてこの曲で泣くなんて思ってもみなかった。歌詞が5人に当てはまりすぎる。「デビュー曲は育てていくもの」ってたまに聞くけれど。こういうことなんだなって初めて感覚として理解できた。カメラマンさん、5人が円になった時を上から映してくれてありがとう。武道館での「Sexy Rose」は本当にキラキラしていた。

 

 まだまだ未完成で課題もいっぱいあると思うけど、そんな5人ががむしゃらに真剣に様々な人に向き合っていた。VTR中、泣きすぎだよ、あなたたち(笑)。10年以上見てきて、あんなに泣いてるメインパーソナリティー見たことないっていうくらい。でもそれだけすべての企画に等身大の彼らが向き合ったからなんだろうなと思う。

 

 

 まさしく彼らは「時代を創っている」。そう思えた24時間テレビだった。

 

 一つ夢だった大きな仕事を終えて、彼らはまた「信じて明日へ走り出す」のだろう。それを今、見ることができているのが本当にうれしい。よく映画の宣伝文句で「あなたは時代の目撃者になる」なんて言葉があるけれど。今、私は「Sexy時代」の幕開けを目撃できているんだなと本気で思う。そしてそのことを誇りに思う。

 

 Sexy Zone、本当にお疲れ様!!

 次の夢、東京ドーム、絶対叶えようね!!